M15のプレリも今週に控え、ラブニカ~テーロス環境はいよいよ完熟し始めた印象だ。これまでを振り返ってみると、印象に残るデッキはやはり黒単、青単といった信心デッキの活躍だ。そしてどの環境にも必ず存在するラスゴや各種PWを軸にコントロールする青白系コントロールや、緑のマナ加速と優秀な生物と火力を有する赤緑系のビートダウン、突如として現れ大暴れしては消えていく赤単など多様なデッキが栄枯盛衰の理をあらわしていた。

さて、トップ8のデッキを見てみよう
1 エスパーコン
2 青単信心
3 青単信心
4 黒赤信心
5 ジャンドモンスター
6 青単信心
7 白緑アグロ
8 バントコントロール

1位は王者の貫録、エスパーコン。そのデッキパワーと安定性は高い信頼性を持つコントロールの代表である。しかし、実はこのエスパーコンは今回の大会ではトップ16の中では使用者はただ一人。真の敵は同型対戦での時間切れなので、その点では今回の大会は恵まれた環境だったのかもしれない。
メイン4枚の思考囲いに2枚のアショクはコントロールと青単への強烈なヘイトが伺える。また環境に青単が増え赤単が減ったことを読んだ構成なのだろう。読み勝った印象だ。

2位は青単信心。実はトップ16の中に青単信心は6人も残っている。環境初期から存在し、完成度の高いデッキだ。しかし黒単系が現れたころから一時期駆逐されたかに見えたが、赤系バーンが台頭し始めたころから再び勢いに火が付いた印象。赤系やジャンドモンスターに相性が良く、懐の広さを見せつけたといったところか。

4位は黒信心に赤を足した形。ラクドスの復活を採用しており、またメインから生命散らしではなく夜帳を採用していることから対コントロールを意識した構成かと思われる。ジャンドモンスターなどの緑系よりも青信心やエスパーコンが多いと踏んだのだろう。

8位は珍しいバントコントロール。定番PWのシコジェイス、エルズペスに加えキオーラが投入されている、さらに不死の霊薬、今わの際などコントロール同士の対戦を見越した意図が見えてくる。


俯瞰的に今回の結果を見てみると、「コントロール」「青単」への意識が見られる。逆に「赤単」「ジャンド」への意識は低下していると思われる。デッキの選択が丸い方向へと傾いている印象がある。

メタの変遷予想をしてみると

エスパーコン⇒現状維持
バントコン⇒やや減少
青単信心⇒現状維持か増加
赤単⇒減少
黒系信心⇒やや減少
ジャンド⇒やや増加
白緑呪禁⇒ダークホース

エスパーコンや青単を意識したデッキが今後出てきそう。
注目は白緑呪禁だと思う。M15で緑のエンチャ破壊が大強化されたため活躍が怪しいとこだが、だからこそ裏をかき、うまく環境の隙間を貫くことが出来るかもしれない。

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